ADAPT日記
ナオさんのADAPT日記(選手へ)
中学校の地区大会が済んだ選手と、
今週末まで試合がある選手、
3年生やバスケ部ではない選手は
久しぶりに今週末は試合がない、、
いろいろな選手が在籍するADAPTなので、
昨日はみんなそれぞれ状況がことなる、、
そういう中での練習でした。
そして、
久しぶりに納谷コーチと宇田コーチふたりが
みてくれました。
調子が上がってきている人、
なかなか思うようにいっていない人、
試合ごとに波がある人、
み~んなそれぞれだと思います(笑)
たぶんADAPTにきている以外のこれを
読んでくれている選手も、、、。
ナオさんは最近思います。
NBAやbリーグはシーズンが始まると、
数ヵ月間ゲームが数十試合あります。
体調管理、ピークの持って行き方など、
それはそれは大変だと思います。
そこに「プロ」としての「勝利」や
「エンターテイメント」を求められ、
結果を出さねばならないから。
でも、仕切り直す「機会」はそのぶんある。
一方で、ADAPTのようなクラブや、
部活は、また目的が全く違います。
このあたりの「目的」のお話は今回は触れずに、、。
何より、その「機会」が格段に違う。
1試合負けたら終わり、、とか、その試合に
力が出せなければ、まるでその大会全部が
調子が悪かった、、、みたいな空気になり、
コーチや応援してくれている家族、そして本人
までもがなんとも言えない気持ちを抱える。
それって、たった1日か2日間の大会だったりする。
ナオさんは、そこに「???」と思う。
「そんなもんじゃないんだって!!!」
声を出して言いたい。
中学校の試合はたった32分間で、、、
それも最初はハーフ戦だったりする(笑)
そしたら、たった16分。
その間に、今もつ自分の力を最大限出せる
選手って、どれだけいるんだろう???
この32分間、いや今や途中交代をして
よりパフォーマンスが、高い布陣で戦うのが
主流だから、実際はもっと短い。
そうなると、益々、限られた時間内に
自分の今できるプレーをして、それを
チームのために結果に繋げるのって、、、
なかなか凄いことだと思う。
だから、だからこそ面白いのだ。
そのために工夫した練習が必要だし、
そこに挑む気持ちもそれぞれ覚悟が必要で。
気持ちの切り替えや、一瞬にして集中する
自分なりのスイッチを研究したり、、
あっ、そこまでは考えていないか?(笑)
でも、たぶんバスケが好きな君たちは、
無意識にそんなことを知りたくて、
毎日部活やクラブの練習に参加しているんだと
思う。
雨の日も風の日も、熱中症になりそうなほど
酷暑な日も。。。
その試合で「できた!」とか「よっしゃ~!」と
「自分が感じる一瞬」を求めて。
そうやって、日々頑張っているのだ!
そのはずだ!!
でも、この「面白さ」を忘れてしまっている
選手が意外にもいたり、もしくは、
奪ってしまうことになっているコーチや、
応援団がいるかもしれない。
試合に出た!とか、活躍した!とか誰かが
(たとえ家族でも)
あまり熱くならない方がいい。
選手自身が一番感じているんだから。
嬉しいプレーも、悔しいプレーも。
悔しいなら、自分で何とかするからこそ
「面白い」んだから。
それでも、我々指導する側は、見守りながらも、
ヒントや刺激をコンコンと与える必要はもちろん
ある。でも、選手の「能動的なところ」を尊重したい。
だから、ADAPTでは、練習最後に、コーチにアドバイスを
もらうとき、以前は、「お願いいたします」と
だけ言い、コーチからコメントをもらっていたのを
廃止。
アドバイスがほしいときは、
「何がうまくいかないのか?」
「自分はこうしてみたが、どうか?」
という聞き方をするよう約束しています。
選手が「考える」それを「言葉にする」
トレーニング。
そして、周りもそれを引き出す努力や仕掛けを。
プレーだけではない。
たとえば、
昨日はある選手が、あるメニューで、
小学6年生選手と
ずっとペアを組むことに。
そのメニューが終わったあと、
次のメニューに移る一瞬の間に、
トントンと、
中学生が、ミスをしながらも、よく頑張った
小学生の背中を叩いてあげていました。
言葉は交わすことはないけれど、
チームメイトの気持ちを理解したとても素晴らしい
行動だと感心しました。
ナオさんは、こういうみんなのふとした
「かっこ良さ」や「変化」を
見るのが本当にたまらない。
これを読んでいる人のなかには、
最近、思うようなプレーが
できない日が続いている選手もいるかもしれない。
でも、大活躍する確率なんて、そもそも低いのだ(笑)
確実に成長しているところを自分で分析して、
思いっきり自分を認めてあげて、
また更なる「嬉しい一瞬」を求めて頑張る!
その繰り返し。
そう信じて向き合っていれば、
気がついたら、凄いことが起こるかもしれない。
何よりバスケをもっと、もっと楽しもう!
周りのいうことは、、、100のうち10くらい
聞いておけばいい。
自分がどうやって、どうするか?!でいいのだ。